話題作と衰えというか鈍っているのか
先日逢坂冬馬著の『同志少女よ、敵を撃て』を読み切りました。
あらすじとしてはとある小さな村に住む少女・セラフィマの元にドイツ軍がやってきてセラフィマ以外の村人を皆殺しにされてしまう。そこからはじまる様々な人間との出会いや別れ、感情の変化を経験にセラフィマは人間として兵士(狙撃兵)として成長していく…。といった内容である。
読んだ感想としてはとても面白い内容であり500ページ超えながらもすらすらと読めました。文章表現が良く情景や心理などが想像しやすくとても楽しく読めました。また前半の経験が物語の後半のクライマックスにかけて活かされており一気に引き込まれる物語に夢中になりました。また読み終わった後にタイトルの内容を改めて考えさせらる事もうまいなぁと思いました。読了の際にふぅと深いため息をつくが達成感と一種の清涼感を感じるとても楽しめる作品でした。読んで大変満足でした。
ただ事前の知識がないとなかなか理解できないところもあるので読む際は辞書やスマホ片手に読まないと読み進められないかもしれない。
と、読み終わったのだが、自分にがっかりする事が何個かあった。
①、人の名前を覚えてない(覚えられない)
ソ連という外国が舞台なのでしかたないことではあるが、人の名前と文章で書かれている特徴が全くリンクできてないのである。あれ?これ誰だっけ?どこからでてきたっけ?となることが何回かあった。途中主人公の名前をど忘れした時には自分に失望した。最近小説はおろか文章を読んでいない事が理由だろう。またすこしずつ本を読んでなれていきたい。
②、一度に読める量が減った
仕事までの電車の中や寝るまでの時間などに読んでいたのだがとにかく読むスピード、読む量が今までより衰えている。まずとにかく眠くなるのである。10ページ読むと意識がなくなる。下手すると本を落としそうになって目が覚めるといった行為を何回か繰り返しているのである。昔ならそれこそ一気に読んだり下手すると夢中になって降りる駅を降り過ごすなどあったのに。今では寝て過ごしてしまう事のほうが多い。中学校か高校時代島田莊司著の『最後の一球』を読んだときは寝るのを忘れて読みに読みふけたのになぁ。今書いた本もとても面白いのでまた紹介したい。
とにかく社会人になったという甘えから本を読むことをさぼっていたツケのようなものが一気に自分に返ってきているようである。またいろいろな本を読んで鍛えていきたい。
でもゲームもやりたいし…。
時間がどれだけあっても足りないよ…。
それではまた何か書こうと思います。皆様よい一日を。
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